クロガネ最終回

 昨日25日の夜、鉄(クロガネ)の観覧に行ってきた。


 昨年の11月、妹からのメールでこの番組の存在を知り、「どんな番組なんだろう」と試しに観てみた。

 金谷さんは「地獄のスナフキン」として有名だったから知ってたけど、黒田さんについてはまったく知らなかった。

 黒田さんの軽妙なトークやメールへの真摯な対応、そして金谷さんの往年のヤバさを彷彿とさせる替え歌。それらに引き込まれて毎月欠かさず観るように。


 毎月送ってたメールは2回ほど読んでもらえ、そろそろ観覧したいなぁと観覧希望のメールを送ったのが今月半ば。数日後に当選のお知らせが届き、しばらくニヤニヤが止まらなかった。

 放送前日の24日、今回が最終回との告知が…。いつもは5名ほどだった観覧の定員が20名だったのは60回記念ということだけではなかったんだね…。


 当日は少し早めに出発し、渋谷に着いたのは18時半ごろ。田園都市線に乗るのは初めてだったけれど、先日渋谷にきたときに改札前まではきてシミュレーションはしてたので間違えずに乗車できた。

 時間はラッシュアワー。車内はギュウ詰めで身動きが取れない状態。池尻大橋駅に着いてもあまり人が動かない感じだったので「すいません、降ります!」と宣言してなんとか降車。

 待ち合わせ場所に着いたのは18時50分ごろ。ガードレールに体を預けて待っていると、立ち止まって待ちはじめるひとがちらほらと。漏れ聴こえてくる話からすると観覧にきたひとたちらしい。思い切って話しかけてみるとやはりそうで、妹と面識のあるひともいた。

 19時25分、スタッフのひとが迎えにやってきて、名前の確認をしたあとスタジオへ。20名の大所帯ともなると「クロガネ観覧ツアーご一行様」みたいな感じでちょっと面白かった。

 スタジオは思ったより小ぢんまりしていて、スタッフのみなさんとの距離も近い。部屋の隅っこにひとつだけ隣り合ってない席があり、私のための指定席のような感じがしたのでそこへ着席。


 放送開始の5分ほど前に黒田さんと金谷さんが登場。金谷さんが観覧にきたひとの点呼をはじめる。常連さんも多く(初めてのひとは私を含めて5名)、放送が始まってビデオが流れてる間もそれは続いてたりした。

 黒田さんのオープニングトークは先日行われた東京ゲームショウで公開録音された「復活!神室町 RADIO STATION」でも話されていた福岡の空港での話の完全版。無実のフォークとの別れに涙(笑いすぎて)。

 メールのコーナーその1。居酒屋の話は笑ったなぁ(笑)。観客のみなさんもオチが読めてたようでクスクス笑いが起こってたし。場所はどこなのかわからないけど、ちゃんとツッコみを入れてあげるところからすると関西系なのかなぁ。

 歌のお兄さんのコーナーはいつもの芸能界ネタに加えて政治ネタもいくつかあって、いつもより過激だった。最後に金谷さんが「今日は1本も(オンデマンドに)残りません」と言ってたくらいだし(実際に残りませんでした[;´д`])。

 常連投稿者のマッハ帰宅さんのコーナー。マッハ帰宅さんのネタ作りのセンスは黒田さんも認めるところで、今回はほかの常連さんがそれをマネしてメールを送ってきてたりしてた。黒田さんはそれを読みながら「マッハの偉大さがわかるだろう?」と。

 メールのコーナーその2。観覧にきたひとのメールを優先的に、とのことで私の送ったメールを読んでもらえた[゚∀゚]。気になってたレジのおじさんのその後が聞けて嬉しかったなぁ。あと「ほわぁい?」で盛大にふいた(笑)。

 骨髄提供をするかしないか、という話は深かったな。自分だったらどうするだろう。骨髄バンクに登録した時点でリスクの覚悟はしているだろうけれど、家族に止められたらはたしてできるだろうか…。

 お誕生日お祝いコーナーでの黒田さんの「ヤなことあったら生きてる証拠」という言葉が印象に残った。私もちょっとしたヤなことがあるとヘコんでしまうタイプなので、この言葉を頭に置いて受け止め方を少しずつ変えてゆけたらなぁと。


 時刻は22時をすぎ、最後におふたりが番組が始まってからの4年半を振り返った。

 金谷さんはこの番組でできた"つながり"について「ファミリーのようだ」と。常連さんのメールや番組のチャット、黒田さんと金谷さんのブログのコメントなどをみていてそういった雰囲気は私も感じてた。

 黒田さんは闘病について語り、つらい時期を思い出されたのか言葉に詰まってしまうことも。「生きているうちは死んだようにならない」という言葉を心に刻み、これから生きてゆきたいと。

 一番最後で金谷さんが怪訝な表情をしてるのは、黒田さんが「前から思ってたけど、この曲(番組メインテーマ「そして僕は歯をみがいている」)長いよね」と発言したから。場内は爆笑(笑)。


 番組終了後はしばしまったりトーク。そしておふたりとの交流タイム。私も3ショットの写真撮影と握手をしていただき、サインは龍が如く1のパッケージ裏に連名でしていただいた。


 おおげさではなく、この番組が私の生き方に与えた影響は大きい。観はじめたのが50回からで1年に満たないつながりだったけれど、この番組に出会えてよかった。

 また会える日を楽しみにしています。出演者、スタッフのみなさん、お疲れさまでした!。