山手線沿線1周の旅

 都心方面でイベントが2つあったから都区内フリーきっぷでまわってきた。


 まずは、ナンシー関のハンコ展を観に渋谷へ。

 パルコファクトリーのあるパルコパート1の6階にいってみると、入り口から階段のほうに30人ほどの行列が。会場に着いたのは11時すぎ。日曜でしかも最終日だから混むだろうなぁと少し早めに出てはきたものの、それでも遅かったみたい。

 思ったより待ち時間はかからず、5分くらいで入ることができた。しかし、会場内の混雑はかなりのもの。

 入ってすぐ左手が受付カウンターで、その奥が書籍コーナー。右手には手前と奥に通路があり、その奥に少し広いめの展示スペース、といった配置だった。

 手前と奥の通路は3人がやっとすれ違えるくらいの幅で、ひとが流れづらくて奥のスペースまでいくのにひと苦労。

 手前の通路には両側にハンコの原版とプリントしたハンコを拡大したものが、奥の通路の内側には写真や生原稿などナンシーさんが使用されていたり、部屋に置かれていたものなどが、壁側にはコラムを拡大したものや出版年表などが展示されてた。

 奥の通路は身動きが取れないくらいに混雑しているのに、長々と立ち止まって壁に貼られたコラムなどを読んでいるひとがいて閉口。渋滞してる片側3車線の道路で2つの車線をまたいで駐車するようなものだ。書籍コーナーで本買って会場の外で読めよ!、と心の中で絶叫。

 奥のスペースには右手の壁にかけられたモニターにゆかりのあるひとたちによるビデオ映像が、左手にはナンシーさんの仕事場を再現したものが展示されてた。


 一番印象に残ったのは、順路では最後のほうになる奥の通路にあった1ダースの桂歌丸。好きだったからなのか、それとも納得いくまで作り直したからなのか。

 あと、直筆の生原稿の字。とりたててキレイというわけではなかったけれど、あったかみの感じられる字だった。


 続いて、池袋へ。知人が出展しているサンシャインクリエイションに参加するために。

 ワールドインポートマートに着いたのが12時半。階段で上ろうとしたら、2階から3階に上るあたりでサンクリの行列が階段を埋めつくしていて上れず。

 1階からエレベーターで上ってようやく会場入り。

 知人のブースで買い物をして、お土産を渡してから全フロアを歩破。

 見本誌をみたのは3ヶ所くらいだったかな。買ったのはここのを1冊だけ↓。

 怪獣などをモチーフに描かれたロボットたちだけど、言われないと元ネタがわからないくらい。描き込みと質感が素晴らしい。永野護に影響を受けたとのことで、近いものもいくつかあった。


 谷中をまわろうと、西日暮里で下車。駅前の地図をみたらすぐ近くに公園があったから、休んでいこうといってみたら、ものすごく急な階段を上ったところにあった。

 ひと休みしたあと、日暮里方面へ。夕焼けだんだんでは、茶黒の長毛、黒の2匹の猫に遭遇。

 谷中ぎんざを抜けて左手の台東区と文京区の境目の道を道なりに。この道は前に通って気に入った。

 道なりに抜けて2本目の交差点にある三浦坂を上り、ねんねこ家へ。

 お店に入るのは4年ぶり。このあいだは平日だったためにお休みで。

 猫店員は最初サンキチ1匹しかいなかったんだけど、そのあとタクヤ、チョビ、まさひろ、千代子と続々とご出勤してきてウハウハ(^^*。

 日曜の15時すぎだったから混んでるかと思ったら、2人のボックス席にひとりで座れるほど空いてた。

 本棚にあった坂崎幸之助の「ネコロジー」を読んでみた。坂崎さんって猫好きだったんだ。ノラ猫のエサやりのことなんか、なるほどなぁと思った。

 冷たいジャスミンティーをいただき、猫店員たちと戯れるという至福のひとときをすごしたあと、上野に出て帰宅。


 山手線沿線を1周したのってはじめてかも。時間と体力に余裕があれば、中野と新小岩にも足を伸ばしてみたいな。