「THE TYPING OF THE DEAD II Wパック」 ASIN:B0011Z8ZEG

 ザ・タイピング・オブ・ザ・デッド(以下TOD)はゲーセンでもプレイしてたし、ドリキャスのキーボード同梱版を買ったくらい当時はハマってた。

 前にPC版TODの体験版をプレイしてみたら、ローマ字入力のときのキー表示が改善されてたからいつか買おうと思ってた。

 例えば、ドリキャス版では「ぁ」を入力するときに「XA」としか表示されなくて、普段「LA」と入力してたからプレイしづらかったんだけど、プレイヤーの入力状況によって自動で切り替わるようになってストレスなく打ち込めるように。


 ネットで検索してみたらTOD2の評価はかなり低くて、中には「WパックはTOD2のほうがオマケ」などというものも…。それでも買おうと思ったのは、12日に発売日以来で3ヶ月ぶりのパッチの更新があったから。

 そんなワケで期待しないでプレイしてみたところ、最新パッチのおかげもあってか悪くないデキだった。

 チュートリアルの最終試験のときのキー表示が小さすぎてわかりづらかったな。「’(シングルクォーテーション)」と区別するためか「,(カンマ)」と「.(ピリオド)」には下に黄色でもうひとつ表示されるんだけど、それでも小さすぎるためにわかりづらい。

 ストーリーモードは最初のプレイで最終面までいけた(コンティニュー使用)。難易度的にはちょうどよいかな。800x600のウィンドウモードでは表示のもたつきもほとんどなかった。

 新しい要素として、3体の敵のワードがひとつになった大きなワードが出現するように。入力が速いと3体同時に倒せて、遅いとワードが分裂する。イメージ的にはスライムみたいな感じ。大きなワードのときに倒せると気持ちがよい。

 演出面で気になったのは、キャラの顔が動かないこと。これだけビジュアルがよくなっているのに口パクすらないのね…。口半開きで歯がのぞいてるリサの顔は般若のお面にみえた。


 タイピングラリアットって名前はどうも馴染めないんだよなぁ。略すとしたらTODTLか…なんだか東京ディズニーランドみたいだなw。

 ビデオがオンボード(845G)のPCでも1024x768で余裕で動いた。まあ、ベースがドリキャスだもんね。

 モードもたくさんあるし、ミニゲームもいっぱい詰まっててプレイしがいがあるね。気に入ったのはミニゲームのワードシューティング。

 画面上から降りてくる敵を打ち落とすゲームで、画面下までこられるとHPが減り、HPがなくなったらゲームオーバー。たまに画面を横切るUFOみたいなのがいたり、ボーナスステージはギャラガっぽかったりして楽しい。音楽も好みだし。

 元になったザ・ハウス・オブ・ザ・デッドガンシューティングだから、こういうゲームとの相性はよいんじゃないかな。


 そうそう、どちらのソフトもゲーム起動時にCDおよびDVDのチェックがある。回避の方法もあるみたいだけど、そんなに頻繁に起動しないし、ちとアングラ風味な展開になりそうなのでやめた。