桜玉吉「御緩漫玉日記(3)」 ISBN:9784757733534

 3巻は少年期から青年期の話が多いかな。「桜玉吉のかたち」に書かれていたエピソードもいくつか入ってた。

 以前書かれていたおっとりエロ、という路線は意識されてたんだろうか。性の目覚めのときのことが素朴なタッチで描かれた26話が印象的だった。裸婦のデッサンというのもなかなかできない体験だよなぁ。

 連載の終了は症状の悪化というのももちろんあっただろうし、単行本にまとまる分量に達したということもあったんじゃないかな。

 以前の休養のときにも止まらなかったファミ通に連載してるビーム救済4コマも一時止まってたから、症状は重いのかも…とちょっと心配。同様に止まってたオトナファミの「おとなしあわせのかたち」も今は再開してたから、すでに快方に向かっているのかもしれない。