田舎暮らし

 猫乃さんの日記(id:wandergirl:20040722#p4)を読んで田舎暮らしについて思い浮かんだことなどを。

 ものごころついてから中学ぐらいまでだったかな、夏休みに茨城の山小屋に数日泊まりに行くのが年間行事になってました。その小屋は広めの土間と6畳ひと間の平屋で、電気はきているものの水は井戸からポンプで汲み上げ。もちろん水洗トイレなどはなく、簡易トイレもしくは山を登って穴を掘って…。すぐ脇には風呂と物置の離れ。近く(といっても山道を5分ほど)には山小屋を管理している農家のお宅があるくらいで、まわりは街灯もなく夜は真っ暗。

 夏場の過ごしやすい時期に数日しか過ごしていないので田舎暮らしについて語る資格はないのかもしれないけど、「田舎なんてなんにもないじゃん」とか聞くとカチンとくる。というか、なんにもないとしか見えないひとには悲しみさえ感じる。あるじゃん、広くて高い空が。流れる雲、刻々と移り変わる空の色、そして満天の星たち。あるじゃん、広くて大きな山林が。虫やカエルを捕ったり、草花を摘んだり、1日中駆けずり回っても飽きない。小屋にはテレビがあったけど、高校野球くらいしか観た記憶がないなぁ。

 私は東京に住んでいながら、都心にはめったに行きません。なので、地方のひとより都心について詳しくなかったりするかもしれません。インターネットで情報を集めやすくなったり、ネット通販で様々なものが買えるようになったりしている現在、以前よりそういった格差はなくなってきているように思えるのですが、まだまだあるのでしょうね。

 隣りの芝は青い、じゃないですけど田舎暮らしに憧れるところはありますね。都会へ出てくるひともそうでしょうが、良いところばかりみてしまいがちですから。住めば都、良い言葉ですね。どこに住もうと、良いところ悪いとこはあるでしょう。あとはあなたの受け取り方しだいですから。