ワンマンライブ!

 茜-AKANE-の初のワンマンライブへ行ってきた。

 ケンタで腹ごしらえしたり、普段はあまり行かない路地などを歩きまわったりしたあと、18時半をすぎたところでライブ会場へ向かった。

 会場内に入るやいなや、正面の席にゲストの方々を発見してハッとしたり。そのときすでにできあがっていたのかw。

 ライブ前に4時間ほど歩きまわったこともあって、いつもなら立ち見をするところを早々にイス席へ。

 こんな間近で、しかも座って観たのは2年前に同じ秋葉原で開催されたインストアライブ以来。

 ライブは2部構成で、数分の休憩を挟んでそれぞれ1時間、計2時間を超える大ボリュームだった。


 第1部のゲストは二胡奏者の若山晶子さん。

 一般に「胡弓」と呼ばれていて私もそう呼んでたりしたけど、正式には「二胡」なんだね。音域によって2種類あるそうで、低い音の「低胡」も演奏されてた。

 「生で二胡を聴くのは初めてのひと」と質問されて思わず手をあげてしまったけれど、あとで初めてではなかったことを思い出した。

 「シェンムー」の発売を記念した豪華なイベントがパシフィコ横浜であって、そのときが初めてだった。もう10年以上前になるのか…。

 Sallyさんのグランドピアノと若山さんの二胡のみ、といういままでにないアコースティックな構成で演奏された曲は、この構成だけのアルバムが欲しくなったくらいよかった。


 休憩を挟んで第2部。ゲストは「サクラノート」で音楽を担当された植松伸夫さんと、ゲームデザインを担当された上田晃さん。

 "ノビヨ先生"こと植松さんは気さくなゲームオヤジ、といった感じですごく親しみを感じた。年配のひとの認識では、いまだゲームは「子供の遊び」なのかな…。

 上田さんはネタバレしてもいけないのでおおまかなストーリーやシステムなどについて説明。久しぶりに「moon」がプレイしたくなった。

 主題歌をAKANEにまかせるに至った経緯や製作時の裏話も披露されたり。


 終盤には「天竺道中譚」と「八木節大作戦」という2曲の新曲が。八木節のほうは陽気なメロディなのにカッコよくて、そのギャップが面白くて気に入った。

 プログラムでは八木節が最後になってて、いつもの〆の曲のAKANEソーランは?…と思ってたらワンマンライブにふさわしくアンコールが。


 そして、アンコールで予想外の出来事が。

 Sallyさんが「封印していた曲を…」といったのでもしやと思ったら…。

 再び若山さんが登場して、第1部と同様にグランドピアノと二胡という構成で演奏されたのは「Sonami areruec sancitu 〜其は聖なる御使いなりや〜」。

 知るひとぞ知るセガサターン用「AZEL〜パンツァードラグーンRPG〜」のエンディングテーマ。

 携帯プレイヤーに常駐していて幾度となく聴いてる大好きな曲。

 まさか、この曲が生で聴ける機会があろうとは;;。


 そしてそして、最後は恒例のAKANEソーランで〆。

 Sallyさんは終始ハイテンションではっちゃけてたなぁ。進行やら段取りが大変だっただろうから無理もない。ほんとお疲れさまでした。