「みうらじゅんのゆるキャラショー」 ASIN:B0000A8UYY

 ツタヤで対象の新品CDおよびDVDが3枚で3,000円、ってセールがあったから購入してみた。前から気になってたんだけど、パッケージのデキがあまりにもシロウトっぽいというか、お金かかってないようにみえるデザインだったからスルーしてたんだよね。

 で、内容はどうだったかというと、定価の2,800円(税別)で買ったとしても満足できただろうと思えるくらいよかった。


 2002年の11月23日に後楽園ゆうえんち(現東京ドームシティアトラクションズ)のスカイシアターで開催された「ゆるキャラショー」。スカイシアターはヒーローショーのメッカともいえるステージで、「山岳戦隊テングレンジャー」というみうらじゅんの作った戦隊ヒーローのショーも企画されていたために開催場所になったものと思われる。

 全国から集ったゆるキャラは総勢25組。登場シーンは司会進行のみうらじゅんがバラしたとおり「イカ天」っぽい。扉状になったスクリーンにシルエットが映り、妙なテンションで声優らしきひとが自己紹介をしたあと扉が開き、テクノ調アレンジの御当地民謡に乗って着ぐるみが舞台上に現れて右往左往するというシュールな展開。

 審査員は安斎肇山田五郎清水ミチコの3名で、ゆるキャラたちにゆる〜いツッコみを入れてゆく。一部きわどいキャラがいたこともあり、シモ方面のツッコみも多数。誰かと一緒に観るときは注意(^^;。

 着ぐるみは視界が悪く、退場するときに危険が伴うために手伝ってくれる黒子的なひとが舞台上に出てくる。そのひとたちが機動隊みたいな物々しい格好をしてるから、連行されてるみたいでおかしかったw。特に危険だと判断されるときは警報音とともに赤い回転灯がまわったりもしてたし。

 安斎肇がデザインしたというヤッシーの着ぐるみをみるのは初めてで、ほかのキャラと比較して着ぐるみとしての完成度は一線を画していたようにみえた。制作費の差が出たんだろうか。

 エントリーナンバー20のトリピーのとき、観客席にいた伊集院光が映ってた。武道館で開催されたスライドショー7に出演してたから、そのつながりなのかな。

 審査をしているあいだに「山岳戦隊テングレンジャー」のショー。レッド(男)、ブルー(女)、イエロー(男)という構成はハリケンジャーを思い出した。本職のひとたちが演じているだけあって動きや演出はさすが。進行役のお姉さんが普段の子供相手のときと変わらないテンションで進めていたのはちょっと痛々しくみえたな…。収録されているのがダイジェストで残念。

 審査員特別賞、そして大賞が発表されたあと、「ゆるキャラ音頭」に乗ってゆるキャラたちがワラワラと舞台に出てきて踊りのような蠢きをみせ、全プログラム終了。終始小雨の降る中、最後までできてよかったねぇ。


 特典映像は以下の5本のPVが入ってた↓。

 「ゆるキャラ音頭」は「みうらのうた」と題して「みんなのうた」のパロディになってたり、カラオケバージョンはちょっと前のカラオケ風になってたりしていて面白い。どちらも登場した25組のゆるキャラがアニメで出てきて、これがまたよい感じ。

 あとの3本はスライドショーの中で流されたもので、改めて観てもインパクトありまくり。