ULTRASEVEN X

 科学省への不法進入とエレアの逃亡を手助けしたことで査問を受けるジン。やっぱりなんでもアリじゃないよね。

 かなり重大な違反、というか法に触れてるっぽいのに注意だけとは、デウスの権限の強さがうかがえる。


 科学省に潜入してAQUA PROJECTの情報を探るエス。情報の中にエレアの名前をみつけると、思い出したかのようにエレアの部屋に向かうジン。身元が判明した時点で行ってればよかったのに。


 エレアによると、AQUA PROJECTとは本来はエネルギー開発を目的とした計画で、偶発的に起こった並行するもうひとつの世界へのゲートの出現のために政府によって凍結されてしまったとのことだった。そして、"やつら"はそのゲートを使ってもうひとつの世界への侵攻を企んでいた。

 ジンと写っている写真をみせ、ようやく恋人同士だったことを話すエレア。いままでなんで隠してたんだろ。ジンはデウスに所属してるから、一緒に行動しようとするとかえって動きづらくなるからか。


 洋館のイメージは誰かの記憶じゃなくて、"やつら"のリアルタイムの映像か。その前に監視カメラらしき俯瞰の映像があるし。素直に解釈すればそうだよな。

 10話の「彼は知りすぎた」の「彼」はジンで、知りすぎたためにAQUA PROJECTの関係者が消されることになり、エレアが追われることになったということか。

 「そろそろ限界のようだな」というのは"やつら"にジンたちが迫ることが限界、ということだろうか。


 「本当はエイリアンだった」というエレアの芝居はデウスよりも"やつら"を欺くためにやったように思えた。デウスはエレアがエイリアンだと認識して追ってたわけだし、爆破後には満足気な"やつら"の映像があったし。湖畔に佇む女性はもしかして…。

 "やつら"はできないのか、それともしないことがポリシーであるのか、直接手を下さずにモニターごしに情報を操作しているだけのようにみえた。ゲームで遊んでいるプレイヤーのようで、楽しんでいるようにもみえるし。

 直接手を下してなかったとすると、ジンが記憶を失ったのはどうしてだろう。水のイメージからすると並行世界を行き来したようだから、その影響なんだろうか。