「カメレオンズ・リップ」

 WOWOWで放映された録画中継を観た。作・演出はケラリーノ・サンドロヴィッチ。出演は堤真一深津絵里生瀬勝久余貴美子山崎一犬山イヌコほか。

 冒頭の堤真一深津絵里の爆発的な掛け合いが面白いだけに、登場人物がそろったあたりから停滞した感じに。ホラー色が強くて、「ここは笑いどころなの?」みたいに考えてしまって素直に笑えなかった部分もある。目医者を殴る蹴るのシーンはヒいたなぁ。

 ウワサには聞いてたけど、生瀬勝久の演技は良かったな。今回も「TRICK」の矢部刑事のような巻き込まれ役だけど、シリアスな演技もキマってたし。それに比べると、役どころのせいか犬山イヌコは不完全燃焼だったような…。

 番組の最初と最後にケラさん、堤さん、深津さんとの対談が。ケラさんまだデッカくなったんじゃ(^^!)。堤さんと深津さんは華があるよねぇ。ふたりともここまでコメディが似合うひとだとは思わなかった。そうそう、ケラさんの演出なのか、全編通して引きのカメラがゆっくり左右に傾いてたのは気持ち悪かったなぁ。

 ここ最近のWOWOWの演劇中継は不適切なセリフもノーカットで放映してくれるから嬉しい。