「わが愛しのウルトラセブン」 PILW-1257

 森次晃嗣老けたなぁ、というのが第一印象。ゲストで出演してるひし美ゆり子毒蝮三太夫も寄る年波による容貌の変化はあるけれど、しゃべり方なんかは当時を感じさせるものがあったし。
 満田カズホ、高野宏一との対談は砕けた雰囲気で良かったな。「アイスラッガー」って仮のタイトルだった「ウルトラアイ」の名残だったんだ。あと、光学撮影の中野稔のインタビューも興味深かった。変身シーンの合成は顔のアップからバストショットにカメラを引く演出があったから、当時としてはかなり高度な技術だったとのこと。演出の市川森一のインタビューもこの作品にかけた情熱を語っていて、やっぱり製作サイドも特別な思いがあったんだなぁと。
 森次晃嗣が本篇をみて語るところは、単に怪獣とか星人の名前とコメントをひとことふたこと入れる程度のところもあって間が抜けた部分もあったかな。もっと思い入れの多い場面を多く入れて欲しかった。DVD版>ASIN:B00005FXP4