日本シリーズ第7戦

 2回裏のリナレスのけん制タッチアウトが痛かった。好調の井上が長打を打っていたら試合の流れはガラリと変わっていただろう。ドミンゴはボークで自ら調子を狂わせ、エラー気味のヒットで先取点を献上。井端の挟殺プレーのエラーの間に3点目。そして、代わった山井からカブレラが2ラン。序盤の5点はあまりにも重かった…。

 やはりライオンズの打線は強力だったと言わざるをえない。クリーンナップトリオは空振りを取ることが難しく、芯を外してもしぶとくヒットにしたり、スタンドへ持っていったりしてしまう。1番打者の佐藤のバッティングは粘り強く、出塁率の高さでクリーンナップを活かした。さらに長打力のある中島や平尾もあとに続く。谷繁のリードも大変だったことだろう。

 優勝おめでとう、ライオンズ。球界再編の動きはどうなって行くかわからないけれど、これからも面白い野球をみせてくれることを期待する。