映画「体操しようよ」

 11月9日(金)から映画「体操しようよ」の公開がはじまった。

 最初に観たのは9月27日(木)に有楽町の朝日ホールで開催された完成披露試写会。舞台挨拶では木村文乃さんに若い女性からの黄色い声があがっていてちょっとびっくり。

 おとといの公開初日は109シネマズ川崎にて。パンフレットの装丁って…!。劇中のイラストも素敵だし個々のアレもみたいし、ファンブック的なものが欲しいなぁ…[´ω`]。

 昨日は新宿ピカデリーで舞台挨拶つき上映を。みなさんの晴れやかな笑顔をみることができて夢見ごこちだった[*´ω`]。


 ラジオ体操というと小学校の夏休みを思い浮かべるひとも多いかと思うけれど、その存在とか位置づけとか、知っているようで知らなかったんだなぁと。ラジオ体操第一のピアノソロを聴いてサブイボ出まくったり涙ぐんだりするとは思っていなかった[;ω;]。

 草刈正雄さん演じる道太郎の憂いのある表情や佇まいには胸をうたれた…。終盤のスピーチにはウルっときたし、ラストシーンも好ましい。ドラマではもちろん「真田丸」、映画では「病院坂の首縊りの家」が印象深い。

 和久井映見さんの声ってほんとやわらかくて。ナレーションを担当された「茶の味」を観返したくなった。ドラマでは「ひよっこ」より「ちりとてちん」なんだな[´ω`]。

 木村文乃さん演じる弓子は道太郎に対してすごく冷たく接していて、親子の間の素直になれない感じがよかったなぁ。やさしいだけがやさしさじゃない。

 渡辺大知さん演じる薫はだらしないようにみえるけれど図太さもあわせ持っていて。そして笑顔がステキ。「勝手にふるえてろ」でも近い感じの役どころだったっけな。

 きたろうさんはやっぱりきたろうさんで。神田は道太郎よりもかっこよい…のかも…?。

 徳井優さんって小悪党がよく似合うなぁと。ドラマ「トリック」を思い出したり。確か一緒のシーンはなかったと思うけれど、大島蓉子さんも「トリック」の印象が強い。

 川瀬陽太さん、山田真歩さん、片桐はいりさんは前に出てこない感じがよかったなぁ…。

 菊地さんも恐縮されていたけれど、余貴美子さん、小松政夫さん、平泉成さんは贅沢な使いかただった。


 菊地健雄さんの作品は「ハローグッバイ」にどハマりし、そのあと「ディアーディアー」、「望郷」、そして「体操しようよ」と観てきた。

 上記の菊地さんの長編作品4本すべてで撮影を担当されている佐々木靖之さんにも注目していて。こちらのインタビューでも話題にあがっている。

 鏡や映るものを使った演出が印象的なんだけれど、佐々木さんの好みだったりするのかな…?。ほかにも瀬田なつきさんの「PARKS パークス」や桐生コウジさんの「馬の骨」も観ている。

 プロデューサーであり脚本も担当された春藤忠温さんは「南極料理人」で制作をされていたんだね。「体操しようよ」にはきたろうさんが出演されていたりするし、堺雅人さんは「真田丸」つながり[´ω`]。


 そんな「体操しようよ」にエキストラとしてちょっとだけ参加していたり。募集の告知があったとき興味はあるけれど…と迷っていたところ、菊地さんみずからの「この日が足りていないんです」とのツイートに背中を押されて。

 はじめてのことだったし、思っていたよりも求められるものが多かったのであわあわしてしまったけれど、とても貴重な体験だった。スクリーンで自分の姿をみてるのにいまだに現実味が薄くて夢の中の出来事みたい。


 嬉しいことに地元のキネカ大森での上映が12月7日(土)からに決まったとの報が。地の利をいかして通いたいと[´ω`]。