高崎映画祭

 高崎映画祭のオープニング上映作品が「この世界の片隅に」で、監督の片渕須直さんの舞台挨拶もあるとのことだったので観に行ってきた。


 余裕をもって起きたはずなのに、気づくと電車の時刻がせまってた。急いで身支度をして出発。間に合いそうもない気配もあり、信号待ちがもどかしい…。ハラハラしつつダッシュでホームまで駆け上がると入ってきた電車のドアが開こうかというとこだった[!°д°]。

 予定どおりの電車の乗れたので高崎駅には8時半すぎに到着。

 高崎に降り立つのは2度目で、昨年に映画「道しるべ」の上映会を観にきて以来。そのときの日記はこちら>

 駅前で看板などを撮影してると母と同年配の女性に声をかけられた。そのひとも初めての参加のようで、「この世界の片隅に」を観るとのことだったので会場の高崎市文化会館までの道すがらを映画や身の上の話をしつつ徒歩移動。

 前売り券を買っておいたので入場の待機列へ。入場がはじまると1階の前のほうの席に着いた。

 上映前に片渕さんの舞台挨拶。キネカ大森、横浜ニューテアトルに続いて3回目だったり。ほかのときと同様に写真撮影はOKで、どんどん広めてくださいとのこと。

 片渕さんは制作の動機として「自分が観たいから」というようなことを話されてて、私たちはそのご相伴にあずからせていただいてるのかなぁなどと。ありがとうございます[´ω`]。

 「この世界の片隅に」を最初に観たのは昨年の11月17日で、観るきっかけとなったのは新谷真弓さんが北條サンを演じられるだけでなく、すべてのセリフを広島弁ガイドとして吹き込まれたこと。

 オープニングとも言える最初の曲で持ってかれた。すずさんたちがそこに"いた"。戦時中の話なので重いところもあるけれど、そこここに"ほほえみ"があって、目をつむって照れてるような表情がなんともかわゆい。

 私の父方の祖母の名前はひらがな表記で「すず」だったり。すずさんよりもひとまわりほど上だったみたい。昭和20年に亡くなられたので会ったことはないんだけれど。

 観るのは今日で4回目。こうの史代さんの原作漫画は1回目を観たあとに読んだ。周作さんのノートやすずさんの身体のことなど、読んでおくとより深く味わえる。

 ロビーには片渕さんのサインが入ったポスターが展示されてた。


 上映終了後、周辺を散策。中央銀座商店街のアーケードは建て替えがはじまってて、通行止めになってたとこも。

 高崎電気館の前の路地が迂回路に。

 通行止めの反対側。

 高崎城址公園のオカメザクラ

 梅ではなく杏なのかな…?。


 帰りが遅くなってしまうのでどうしようかと思ってたんだけど、せっかくの機会なので「淵に立つ」も観ておくことにした。会場は同じく高崎市文化会館。

 観ようと思ったのは浅野忠信さんが主演で、舞台が町工場だったので。私の実家は町工場なので、より身近に感じられるのではないかなぁと。

 思ってた以上に重い作品だった。思い出したのは今 敏さんの「東京ゴッドファーザーズ」で、その真逆というか…。

 浅野忠信さん怖かったなぁ…。筒井真理子さんの変わりようもすごかった。


 高崎駅へ戻り帰途に。今度くるときは高崎観音にも行ってみたいな[´ω`]。