大合奏!バンドブラザーズP しもべツール

 3DS用「大合奏!バンドブラザーズP」の発売日が11月14日(木)に決定。

 そして、今月2日より配信が開始された「しもべツール」は製品版の作曲機能を抜き出した体験版的なソフト。製品版の発売前日まで使用可能で、作曲したデータは引き継ぐことができる。起動時にネット認証があるので自宅にWi-Fi環境が無いひとは注意。


 バンブラPの一番の注目点は、ヤマハボーカロイド技術を使った歌声機能。ということで、さっそく打ち込んでみたのが曲者Pさんの「おとしぶたさんのテーマ」。

 トラック構成は以下の通り。

  1. フルート1(メロディ)
  2. フルート2
  3. フルート3
  4. ピックベース
  5. ピアノ1(ピアノコード)
  6. ピアノ2
  7. ピッコロ
  8. ポップドラム

 歌声はボーカルとコーラス×2で、設定はビブラートを切っただけのほぼデフォルト状態。このお手軽さはすごいなぁと。


 続いて以前バンブラDXで作った「Zzz」のアカペラバージョンを移植してみたところ、メインボーカル、サブボーカル+コーラス、コーラス×2の4トラックを歌声にしようとしたら容量が足りず、すべてを同時に歌わせることができなくなるという事態に…。

 歌声は楽器と一緒に鳴らすためにトラックひとつごとに「歌声データ」としてエンコードする必要があって、構成によっては容量が足りなくなってしまう。3分弱の曲で多めに歌わせると3トラックが限度かな…。

 メインボーカルを楽器音にしてカラオケ風のものを作ってみたものの、不完全なデキだったのでニコ動にはアップしなかった。


 さらに続いて、これも以前バンブラDXで作った「きゅんっ!ヴァンパイアガール」を移植。

 トラック構成は以下のとおり。

  1. フルート(メロディ)
  2. コーラス1
  3. コーラス2
  4. トランペット
  5. ブラス
  6. ストリングス
  7. ピックベース
  8. ボンゴセット
  9. E・ドラム
  10. ロックドラム

 コーラスとブラスを追加して10トラック構成に。コーラスはボーカルとは声質を変えてみた。


 DXからの変更点についていくつかピックアップして書いておこう。

 トラック数が8から10になったのは1番嬉しい変更点かな。DXではトラック数が少なかったために楽器を省いてしまったり、同系統の楽器をひとつのトラックにまとめてしまったりしてたし。

 音色の変更はできないものの、音色調整はトラックごとにAとBの2種類が設定できるように。例えば音の立ち上がりが速いものと遅いものなど、2パターンの違った音の出し方ができる。

 音量変更はトラック全体のものに加えてトラックごとの1音ずつに4段階の音の強さ+3段階の強弱幅が設定できるように。例えば、いままで平坦に鳴らすことしかできなかったクローズハイハットに強弱をつけたりもできる。

 最大小節数が120から150に増えたのも地味に嬉しい。DXではどうしても入らなかった曲がリベンジできるかも…?。


 歌声機能についてはまだ使いはじめたばかりなので試行錯誤してるとこ。表情コントロールの設定なんかはまだよくわかってないからいろいろ試してみないとな。


 DTMとかボーカロイドとかに興味があって3DSを持ってるひとはしもべツールをダウンロードしてみるとよいかと。自分が打ち込んだものが音とか声になって聴こえてくるって面白いよ[゚∀゚]。