茨城、思い出の旅
ここ数年茨城に旅行に行きたいなぁと思いつつなかなか決行することができなかったんだけど、昨年の11月3日から茨城県近代美術館で開催されてる「ウルトラマン・アート!」が背中を押してくれた。
京浜東北線、常磐線と乗り継いで水戸駅に着いたのは9時半すぎ。会場までは付近の写真を撮りつつ徒歩で移動。
10時ごろに到着すると地元茨城の金魚さんと合流してさっそく中に。
「ウルトラマン・アート!」では最初のひと部屋だけは写真撮影が可能で、まずはお出迎えをしてくれたウルトラセブンをパチリ。
そして、今回の旅の最大の目的であるメトロン星人との記念撮影。ダンの気分を味わえるこの展示を考案し、実現してくれたひとたちに感謝!。
精巧な作りのウルトラホークにみいったり…。
3DSで撮影した画像(JPGをMPOとしてリネームすると3DSでみられます)。
裸眼立体視用の画像(交差法)。
展示されてた小道具や着ぐるみ、衣装などは実際に撮影で使われてたものもあって、いまほど加工しやすい素材のなかった当時にこれだけのものを作ってたということに驚いたりした。
クール星人の腕、飛行形態時のキングジョー、ゴース星人の服、ウルトラホーク2号などなど、ファンには感涙モノの展示物が多数あって、中でもキリヤマ隊長の隊員服の上着とヘルメットにはグッときた[T^T]。
ほかにも成田亨や池谷仙克の直筆イラスト、金城哲夫の直筆原稿も展示されてて、当時の熱気や気配が伝わってくるような感じがした。
「ウルトラマン・アート!」は1月15日(日)が最終日。行こうかどうしようか迷ってるひとは思い切って行ってみることをおすすめする。
ミュージアムショップを覗いてから12時前に会場をあとに。
水戸駅に戻り、駅ビル内の「魚沼食堂」というお店でお昼。ランチメニューの親子丼は味噌汁、漬物、煮たまご半分がついて780円。量は私にはちょうどよかった。
金魚さんとはここで解散し、水郡線で山方宿まで移動。
今回の旅のもうひとつの目的は、山方宿まで行って久慈川を散策すること。
ものごころついたころから中学校くらいまでは夏休みになると家族総出で茨城まで泊りがけで遊びにいくのが恒例となってて、思い出深い出来事がたくさんある。
家族のあいだでは「山の家(うち)」と呼んでたその小屋は父方の祖父が仕事場としても使ってたもので、電気はきてたものの水は井戸水、ガスはプロパンだった。トイレは簡易式のだけで、使うとかえって面倒なので少し山を登って穴を掘ってすることが多かった。
年代モノの扇風機にあたりながら高校野球をみてたあの夏の日…。オニヤンマを捕まえるためにあぜ道で長時間粘ったりしてたっけな。ホタル狩りをしたりカエルを焼いて食べたりしたのもここでだけの体験。
場所は当時那珂郡山方町と呼ばれてたところで、町村合併されて現在は常陸大宮市に。移動は父の運転する車がほとんどで、1度だけ水郡線で山方宿まできたことがあった。
そんなわけで、記憶がおぼろになるくらいぶりに水郡線に乗り、山方宿に降り立った。
久慈川へ出ると、すぐ正面にはホテル鮎亭。ここで食事したことも何度かあった。
- ホテル鮎亭ホームページ
川原に下りて動画を撮ってみたり。
川遊びをしてたときに兄が深みにハマって死にかけたりしたっけなぁ…。
風が強くて少し冷えたのですぐそばの山方淡水魚館へ。
入り口を入ってすぐのとこには大きな水槽が3つあり、それぞれ1匹ずつオオサンショウウオが。係りのひとがエサの金魚を入れてくれたんだけど…。
展示スペースはそれほど広くないものの、コイ、アユ、ヤマメ、イワナなどの川魚が元気に泳いでた。
そして、螺旋階段を上がったところには50センチくらいあるイトウが。どうぶつの森ではお世話になっておりますoy2。
せっかくきたんだから、と対岸の鮎亭まで行ってみることに。橋まで距離があったから往復で1時間くらいかかった。
電車の時間の都合で中には入らなかったけど、今度きたときのお楽しみということで。
山方宿へ戻り、16時3分の水戸行きに乗車。ちょうど日が落ちるところで、空と雲のグラデーションがきれいだった。
水戸駅でおみやげをみつくろってから17時35分の常磐線で帰途に。ちなみに往復とも常磐線は7号車に乗ったりした。
思い返してみると、冬場に茨城に行ったことはなかったかもしれない。寒い時期ということもあって日帰りにしたんだけど、密度の濃い旅であった。